おしりの痛み

仕事で座りっぱなしの人や、電車で座っていておしりが痛くなる人が、最近ずいぶん多くなってきています。
おしりの痛みではまず、坐骨神経の圧迫、脊椎神経根の圧迫、梨状筋症候群、腰部脊柱管狭窄症、椎間板ヘルニア、腰椎すべり症、仙腸関節痛、大殿筋症候群、殿部滑液包炎、坐骨滑液包炎、尾骨痛、股関節炎、筋筋膜疼痛症候群等を原因とするものであるかどうかを鑑別する目的で、色々な整形外科学的検査が行われます。
近所の整形外科や整骨院、大学病院で診てもらっても改善せず、悩んでいる人が多いのが実情です。整骨院や整体では、よくおしりの痛みは坐骨神経痛からくるものだと診断する人がいますが、SLRテスト検査が陰性で、痺れや鋭い痛みがなければ、ほとんどのケースでは坐骨神経痛ではありません。例え、それが梨状筋下口から座骨神経に走行した痛みでもです。一番多いのは上殿動脈やその深枝あるいは下殿動静脈およびその枝そして坐骨神経伴行する動脈などの血流障害によって起こるケースが多いのです。その血流障害はさまざまな原因で起こります。仙腸関節の微細なズレや股関節の機能障害により周辺の筋肉(特に外転筋、回旋筋)や靭帯に血流障害を起こしたり、逆に周辺筋肉の過緊張により動静脈の圧迫による血流障害による痛みやしびれが非常に多いのです。この場合、仙腸関節や股関節の矯正だけでは治りません。それ以外にホプキンス氏の物体流送の法則を利用して血流改善の為の治療とストレッチ、上部頸椎の調節による脳に対するリセットと食事療法の組み合わせが必要になってきます。

長時間座っていれば血流障害が起きるのが当然です。病床で長時間寝ていると褥瘡になり、骨と皮膚表層の間の軟部組織の血流を低下、あるいは停止させます。この状況が一定時間持続されると組織は不可逆的な阻血性障害に陥るのと同じことです。

自分である程度症状を改善したい場合は寝る前に、タップリとひまし油をつけたフランネル布地を疼痛部に貼って寝てみてください。同時に血管を拡張する為にビタミンEを摂取すれば相乗効果が出ます。
ひまし油のリシノール酸は、EP3と呼ばれる神経細胞の構造から血液と反応し、Tリンパ球を増加させ発痛物質のプロスタグランジン受容体に結合するので、痛みの改善が期待できます。

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