マタニティー・カイロケア

子宮の収縮は、オキシトシンというホルモン(神経伝達物質)によって起こります。このホルモンは人によって妊娠の中期ごろからごく微量が血液中に循環し、子宮はそれに反応して1日に何度か収縮を繰り返します。

オキシトシンは痛みを取る、記憶を消す、不安を消すといった作用があります。母親に出産の苦しみを忘れさせる作用する役目があります。
出産後は赤ちゃんが乳首を吸うことで母親の脳へ刺激が行き、母乳分泌が開始されます。軽い刺激や皮膚のふれあいによってより増加する愛情ホルモンとも呼ばれています。

脳内セロトニンの神経細胞にオキシトシンの受容細胞があるといわれていて、オキシトシンはセロトニンと似たホルモンといえます。

妊娠37週(妊娠10ヶ月の第2週目)からオキシトシン・ホルモンによって、子宮収縮・射乳反射が起こります。それ以前にはオキシトシンはほとんど出ないの で37週より前にリラックスした心地よい刺激施術を受けると、オキシトシンを促し出産に対する不安を消し、腰痛や肩こりなどの痛みを和らげます。皮膚への 心地よい刺激はオキシトシン・ホルモンの促進を促し、産後の体の痛みや腰痛を含む神経痛(特に坐骨神経痛)などを緩和しますから、産前産後の大切な準備と なります。

当オフィスのマタニティーの施術は、基本的にシムスの体位(左側臥位: Sims position)になってもらって行います。仰臥位でやると脳貧血になる可能性があり、右側臥位でやると上大静脈を圧迫してしまう恐れがあるからです。 また腹臥位は赤ちゃんを圧迫して、一時的に腹押圧の陰圧が高まり、母体にも赤ちゃんにもよくありません。妊娠中はホルモンの影響で身体の関節が動きやすく なり、胎児の体重が増すごとに腰椎にかかる重力負担が大きくなり、腰椎の生理的彎曲カーブ増大に伴って骨盤が開き膝が外に向くので、骨盤の歪みが発生します。それは下半身の血流障害を起こし、むくみや筋肉疲労の原因になりますので、カイロプラクティック施術を受けることによって体への負担が軽減されます。施術者が体重をかけて手で押すようなマッサージ的な施術はしません。関節の可動域を広げるPNFや骨盤を本人の体重を利用して締めていく、安全な施術です。

オキシトシン=妊娠期だけの特別なホルモンだと思われがちですが、最近の研究結果で、オキシトシンは 年齢男女問わずに分泌されるホルモンということがわかってきています。たっぷりとオキシトシンが分泌されると脳の疲れを癒したり、不安な気持ちを失くした り、精神を安定させたり、満たされた気持ちになれます。そしてそのような安定した気持ちは肌にも影響を与えますから、オキシトシンの効果は大きいのです。

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