寝ている時の心拍音や動悸

仰向けで寝て、左右どちらかの横向きに体勢を変え、さらにまた仰向けに戻した時に、大きなドクドクという心拍音と脈管の拍動を感じる人や、寝ていて急に動悸を感じる人は注意が必要です。一般的には発作性上室性頻拍の可能性が考えられますが、それ以外の可能性もあり主に循環器系、呼吸器系、消化器系に問題がある可能性があるからです。まず最初にやることは病院へ行って心電図、心・胸部・腹部エコー、採血やレントゲン、CT検査などで原因を調べる必要があります。横向きに寝る時の肩や手の位置も関係してきます。肩や腕の位置によっては腋窩動脈、鎖骨下動脈の圧迫により問題が生じる場合があります。単なる不整脈や心臓の右心房や右心室肥大による障害、高血圧が原因、あるいは甲状腺機能亢進症によるホルモン産生増加が原因の場合や、肝機能障害などにより下大静脈の圧迫が原因のものなど、さまざまな問題が考えられます。もし血中酸素濃度(SpO2)が基準より低い状態であれば呼吸器系に問題があるかもしれません。また睡眠時無呼吸症候群と関係あるかも知れません。頻脈を伴う体位変換で起きる動悸には、見落としやすい体位性頻脈症候群なども考えられます。いずれにしろいつもと何かが違うのであれば、それは何かのサインであることが非常に多いのです。例え、色々検査した結果、医師から問題はないと言われても、いつもと何かが違うサインや痛み、または不安には、必ず生理学的反応理由が存在します。現代の医師は疾患別による専門化が進み自分の得意分野以外の治療まで踏み込んで診断しようとはしませんし、検査上で何も問題がなければ「〇〇症候群の可能性」や「心因性自律神経失調症」で片付けられるのが現状です。実際、交感神経優位が原因での動悸は交感神経抑制すれば正常に戻りますが、もちろん上記以外にも色々な可能性のある疾患が考えられます。

ニューヨーク・カイロプラクティックではカイロプラクティック検査を行い、カイロプラクティック鑑別に基づいてトリートメントを行います。例えば、原因が第4頸椎のゆがみ(わずかな回旋など)が原因で、横隔神経が周辺組織の筋肉や筋膜によって圧迫され続けると、横隔膜の機能異常が起こり、心臓から出て横隔膜の中心部を走行する大動脈や縦隔や胸膜を通して心臓が間接的に圧迫され、動悸や不整脈を引き起こすことがあります。横隔膜の機能的働きが十分でないと、肺胞でのガス交換が十分に行えなくなり、血中酸素濃度も低くなることがあります。横隔膜の機能異常の例としてはしゃっくりがあり、これは横隔膜の痙攣によって引き起こされます。

左右の肺に挟まれた中央部を縦隔といい、上縦隔には、胸腺の上部、気管、食道、大動脈弓、上大静脈、腕頭静脈、奇静脈、胸管、迷走神経、横隔神経、反回神経、心臓神経叢が収められていて非常に重要なエリアです。ですから横隔膜の可動性を高めることは重要な鍵となります。当院では横隔膜の可動域を高め、横隔神経や迷走神経による自律神経調節を健全に戻す調整トリートメントを行います。

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