老化を促進する最大の原因と分子矯正医学

1954年にノーベル化学賞、1962年にノーベル平和賞を受賞したライナス・ポーリング博士は、1970年代はじめに、分子矯正医学 (OrthoMolecular Medicine)について次のように述べています――「通常体内にある分子を、各人の体が正常に機能するよう正しい分子濃度に調節する医学である」。人 間の体内になければならないのに不足している栄養素を大量に摂取すると、体内で生理作用から薬理作用に変化し、病気が治るという考え方です。

人間の体には「自然治癒力」というものがあり、修復しなければいけない場所には血液から必要な栄養素が送り込まれたり、免疫細胞が戦いに行ったりして、自然と体を治していきます。健康のカギは「どれだけ質の良い血液を作り、それを回すことができるか」にかかっています。

現代は文明の進展にともない環境汚染が進み、昔とは異なり、大気・大地・水・食物から大量の有害化学物質・放射性物質・有害金属が人体に入ってきます。環境汚染物質は過剰なフリーラジカル(活性酸素)を発生させ、人体にひどいダメージを与え、それが原因でさまざまな体調不良と疾患を作り出します。フリーラジ カルに対抗するには大量の抗酸化物質の栄養素が必要となります。そして汚染有害物質を解毒・排泄するためには多くの解毒栄養素も必要となります。多くの解 毒は肝臓で行われますが、肝臓での解毒作業ができなくなると毒素が血中を循環し、いろいろな病気の元にもなりますので解毒・排泄作業は非常に大事です。そ れらの抗酸化物質や解毒栄養素を食事から摂取しようとすると、大量の食事が必要で現実的には無理が生じます。ですから、ストレスの多い現代人がこれらをサ プリメントで補給することは賢明な対処方法といえます。

しかし、ビタミンC、ビタミンE、βカロチンなどの抗酸化物質だけを大量に摂取して も,他の物質が足りないと途中でせき止めら、逆に酸化促進物質として溜まってしまうので逆効果となります。栄養素はバランスよくとらなければなりません。 よくサプリメントを飲んでいても効いているのかどうかわからないから摂りたくないという方がいますが、サプリメントの働きは身体に欠乏しているものを補う ことであり、マイナスをゼロの状態に戻すだけで、ゼロをプラスにするものではありません。フリーラジカルは数々の病気を生み出します。本来、細菌やウイル スから体を守るはずの活性酸素が細胞を傷つけていきます。フリーラジカルはほかの物質から電子を奪い、周りを酸化させてしまう酸化反応で体を老化に追い込 みます。まさに活性酸素によって体がさびついていくのです。活性酸素は、血管を障害し、老化や癌化を促進させます。フリーラジカルは、脂質、特に、細胞膜 のリン脂質を酸化(peroxidation)させたり、蛋白やDNAに酸化障害(oxidative damage)を与えたりすることがわかっています。

現代人にとって抗酸化物質は食事からだけの摂取では間に合わず、サプリメントからとることも重要なのです。ビタミンCの分子1個で、フリーラジカル2個分をも無害化してくれますが、日に50〜200個程度できる人体の異常細胞を無害化するためにはもっと必要になります。

SOD とは、”Super Oxide Dismutase”(スーパー・オキサイド・ディスムターゼ)の略で、体内で過剰となった「活性酸素」を取り除き、無 毒化してくれる「酵素」です。体内で作られるSODだけでは間に合わない、毒性の強い活性酸素から体を守り老化による様々な症状に効果を発揮し、コラーゲ ンを保護し、血管を強化し、免疫力を高めます。さらに、ビタミン等の抗酸化物質との決定的な違いは、血液-脳障壁を越えられるという特性で、これによって 脳と神経組織を酸化から守る助けをします。ビタミンEの50倍、ビタミンCの20倍の抗酸化力を持っています。

ストレスの多い現代人に大量に必要とされる抗ストレス栄養素としてもSODはなくてはならないものと思います。当カイロプラクティック・オフィスでは栄養アドバイスも併せて行っておりますので、どうぞ気軽にお尋ねください。

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