首をまわすと音がする

まったく気がつかないうちに、首をまわしたり動かしたりする度に、キュッキュッ・ジャリジャリ・ゴリゴリ(音の聞こえ方は人によって様々です)とか、首の後ろ辺りから音が聞こえることがあります。一番多い原因は環椎(第1頚椎)の椎孔と軸椎(第2頚椎)の歯突起間に摩擦を軽減する滑膜の内面から分泌する滑液が脂肪や滑液減少により環椎の回旋によって環椎横靭帯と摩擦して音を出す現象です。特に環椎と軸椎間には椎間板がその証拠に自分で首を上方に牽引しながら首を回してみてください。音はしなくなるか、小さくなるはずです。また滑膜性関節の椎間関節や、頸椎の鉤状突起と上部頸椎椎体との間に小さい鈎椎関節の適合性による問題や脊柱の変性によって、黄色靭帯が肥厚し靭帯と椎間関節との摩擦から生じる摩擦音でもあります。時にはクリッペル・フェイル症候群のように第一・第二頸椎、あるいは第五・第六頸椎の癒合によって起こることもあります。椎間関節症候群(ファセットシンドローム)などで炎症が起こり、カルシウム沈着によってできた骨棘形成による摩擦音もあります。基本的に頚部の関節や筋肉及び靭帯に生理的弯曲と生理的隙間があれば、普通は音はしません。ところが一部分で極端に密接した状態があると、摩擦抵抗を作り音が出るようになるのです。この現象は首だけに限らず、背骨の胸椎、腰椎、仙椎部でも起こります。これらはカイロプラクティックで調整でき、音が解消されるケースが非常に多いです。

またこのような音は、個人の癖になっている首ならし音や、整体やカイロプラクティックでやる「パキッ」という関節泡に圧力差によってできる空洞現象のキャビテーションの音とは違います。例えば、長年使っているドアが軋むような音を出すのと良く似た現象です。ドアがきしむ音を直すには、隙間を調節して油をぬると改善するように、頸部の場合も関節の調整と油が必要になってきます。人間にとっての油とは、天然の鎮痛剤と言われているMSMで、有機硫黄の一種であるメチルスルホニルメタンやグルコサミン・コンドロイチンなどです。コラーゲンを含む結合組織の構造と柔軟性を維持するのと、組織の強化と再生に効きますのでそれを摂取します。日本で売られているMSMは成分配合が低いので、値段もはるかに安い米国産のものをお勧めします。MSMは医薬品ではないので、処方なしで購入できます。

MSMは、米国ではMD、OD、DC、ND達が関節炎の治療によく使っています。それ以外にも抗アレルギーとしての役目も持ち、花粉症やアレルギーの治療に使われています。ニューヨーク大学のメディカルセンターでは、MSMの効用について下記のサイトで発表しています。メリーランド大学医学部センターやアメリカ合衆国の国立衛生研究所 (NIH) の下の国立医学図書館によるPubMedでも発表されています。

http://www.med.nyu.edu/content?ChunkIID=21691 (ニューヨーク大学のメディカルセンター)

そしてMSM以外にも人体の潤滑油としてのオメガ3脂肪酸、オメガ6脂肪酸が必要です。これらは人体で作ることが出来ない油で人体に必要な必須脂肪酸です。首の音が気になる人はぜひ使ってみて下さい。

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