閉塞性動脈硬化症は脊柱管狭窄症と似ている

閉塞性動脈硬化症(ASO)あまり聞きなれない言葉で、この病気のことを知っている人が少ないです。現在50歳から60歳以上の5人に1人すなわち約600〜800万人がこの病気にかかっていると言われています。男性にもっとも多く、しかも初期の段階では症状に気づくこともなく、かなり重症化した時点で気がつく人が多いと言われている病気です。これは加齢に伴う下肢の動脈硬化が原因で食事と非常に関係し、欧米化した食生活によって増加しているのが現状です。悪化した症状には歩くと痛くなったり、足が冷えたり下肢がしびれたりしてきます。初期症状として階段を登る時に、足が重だるい圧迫したような痛みを伴いはじめます。脊柱管狭窄症と間違われるような足が痛み出し、ちょっと休むとまた歩けるようになる間欠跛行症状がでます。重症化すると安静時痛、難治性潰瘍、壊死と最悪、脚の切断もありえます。また脚の痛みで整形外科に受診しても脊柱管狭窄症と診断され血管の病気だと気づかれないこともあります。また下肢のアテローム動脈硬化症の血栓が心臓の方に流れて心筋梗塞を起こすケースもあります。逆に言えば、足の血管に動脈硬化がある人は脳や心臓にも動脈硬化が起きている可能性が非常に高いのです。また他に似たような疾患として閉塞性血栓血管炎(TAO)があります。ASOと同じく抹消組織の虚血を呈しますが、ASOと違って小動脈に起こるため血管が細すぎてASOのように血行再建が不可能です。
脚の動脈硬化は命に関わる問題でもあるので早期発見と治療が欠かせません。心当たりのある方は、すぐにでもABI(ankle brachial index:足関節上腕血圧比で閉鎖性動脈硬化症(ASO)において、下肢動脈狭窄や閉塞の程度を表す指標です )検査や超音波検査などで血管の詰まり具合を循環器内科や心臓血管外科でチェックしてください。当院でも血管に問題ありそうな方にはABI(足関節上腕血圧比)検査をしてABI値が<0.9であれば速やかに病院を訪ねるようにアドバイスしております。

カイロプラクティック所見では初期段階や軽度の閉塞性動脈硬化症であれば、当院独自のモーション・ストレッチ・コイルメソッドおよび食事療法で改善がみられます。また経皮的血管形成術・ステント留置術やバイパス手術後の再発防止の予防メインテナンスもお手伝いできます。

 

参考文献:
三宅良彦 (2014)「循環器」照林社

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